医療法人翔陽会

CAD/CAMインレー・クラウンの形成について

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CAD/CAMインレー・クラウンの形成について

CAD/CAMインレー・クラウンの形成について

2023/06/05

すべての線角・点角は丸める

参照:松風社「CAD/CAM 冠支台歯形成のポイント大臼歯」

窩洞内の線角・点角など角になっているところは応力が集中し、破折しやすくなるため、角は丸く形成します。 歯肉側マージン「ラウンドショルダー」または「ディープシャンファー」で形成します。 角張っていたり、アンダーカットがあったり、明確に出ていなかったりすると、スキャンの際に正しく読み込むことができません。

咬合面の最小厚みを確保する

参照:松風社「クラウン、コーピング、インレー製作規定書」

小窩裂溝は対合の咬頭からの力が加わるため、厚みが必要になります。厚みと水平的な咬頭の形成をするようにします。

小窩裂溝 小臼歯1.0mm 大臼歯1.5mm以上

咬頭頂  小臼歯1.3mm 大臼歯1.5mm以上

インレー・クラウンの補綴物は金属からCAD/CAMで製作されるハイブリットレジンやジルコニアの補綴物に変わってきています。白くてキレイな補綴物は、患者さんにとって嬉しいことではないでしょうか。 ただ、一方で「CAD/CAMインレーが入らない」「割れる」「かける」といった、金属の補綴物ではなかったトラブルも起きてきています。

CAD/CAMインレーやクラウンは、金属の補綴物とは形成方法が少し違います。同じ方法で形成すると、必ずと言って良いほどトラブルが起きてしまうのです。口腔内は狭く、より良い形成をするには大変な苦労がともないます。そんな環境下で努力して作られたCAD/CAMインレーやクラウンが、入らなかったり、割れてしまうのは残念なことです。

すべての患者さんが適応ということもありません。症例選択も非常に大切です。

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