心臓手術前の歯科治療、なぜ必要?
2025/07/18
心臓手術を控えている方へ。
もし主治医から「歯医者さんへ行ってください」と言われたら、それは「感染性心内膜炎」という病気を予防するためです。 感染性心内膜炎とは、心臓の弁などに口腔内の細菌がつき、全身に菌が運ばれて脳塞栓などを引き起こす病気です 。むし歯や歯周病の原因菌が、この病気を引き起こすリスクとなるため、手術前に治療を済ませておくことが推奨されています 。
特に治療が必要とされる口腔内の状態
特に以下のようなお口の状態は、心臓手術後に治療を行うとリスクを高めるため、手術前に治療を終えることが望ましいとされています 。
- 歯の根の中に膿溜まりがある
- 管理が行き届いていない親知らずがある
- むし歯がある
- 歯周病がある
手術後ではダメなの?
手術後の歯科治療は可能な限り避けるべきですが、やむを得ない場合は抗菌薬の予防投与を行います 。ただし、レントゲン撮影や矯正器具の調整など、一部の治療は予防投与が不要です 。
日頃の口腔ケアが大切
感染性心内膜炎は死亡率が高いとされています 。日々の歯磨きや、歯ぐきからの出血でも菌血症が起こる場合があります 。 心臓手術を控えている方はもちろん、日頃からのお口のケアが非常に大切です 。



