近所で親知らずを抜きたい

2024/06/21

親知らずの抜歯は、その当日はもちろん、その後の回復期間についても大変な苦しみがあります。その程度は人によって様々です。下画像リンクの親知らずの抜歯後の回復についても参照の上、親知らずの抜歯について検討ください。

痛みがある、うずく、腫れたなど様々な理由で親知らずを抜くことがあります。親知らずの抜歯は基本的には設備・環境・術者が揃っている病院歯科または大学口腔外科で行います。しかし、患者さん個々の状況によっては近所にある街の歯医者さんで親知らずを抜くこともあります。

親知らずの抜歯ってどうなっているの？

当院においては、初めての方は検査からになります。その後、検査とは別の日に親知らず抜歯についての計画や費用の説明が行われます。親知らずの抜歯について、了解が得られましたら抜歯する日程を調整します。その後、親知らずの抜歯が行われます。抜歯が終了したら、糸取りをして計画の全体が完了します。

切開、不良肉芽の除去、親知らず周辺をきれいにします

痛みや腫れがひどい場合は、それらの急性症状が治まってから抜歯術を行います。親知らずの抜歯は、局所麻酔下に実施されます。

斜めに生えている親知らずを小さくします

歯を根と歯冠でわける際、周辺の骨も一緒に削ります。親知らずは斜めに生えている場合、小さく分割しないと取り出すことができません。

次は根を取り出します

根だけとなった親知らずですが、この根を無理に引き抜くことはできません。一度、ここで傷口を閉じ、傷口が治ったら再度根を取り出す処置を行う「2段階法」で抜歯を行います。場合によっては、根も1度目の処置で取り出すことがあります。

傷口の回復を待ちます

親知らずは完全に取り除かれましたが、その後は長く苦しい回復期間を過ごすこととなります。その途上で、合併症などを引き起こすことがあります。

「親知らずを抜いた方がいいのかな」と考えた方は下記の記事も参考にしてください。問題を起こしていない親知らずを抜歯することによる健康上のメリットは明らかではありません。詳しくはかかりつけ歯科医または当院までご相談ください。

「近所で抜いてもらおう」と考えられた方は下記の記事も参考にしてください。親知らずの抜歯については、一般的には病院歯科または大学口腔外科で実施されることがほとんどです。