歯並びとインプラントの関係
2023/09/15
インプラント治療は、歯の欠損に対する有効な治療方法です。一方で、歯並びについて気にすることはインプラント治療を検討するときにはあまりないかもしれません。例え歯並びが悪く、明らかな歯列不正があった場合でもインプラント治療は可能です。しかしながら、一般的には曲がっていたり、位置が悪い歯があるときインプラント治療の前に矯正治療を行うことが推奨されています。以下に代表的な不正咬合および歯列不正をご紹介します。
不正咬合の種類 | 説明 |
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上顎前突 | 上の歯が下の歯とかみ合っていない状態 |
開咬 | 前歯がかみ合っていない状態 |
反対咬合 | 下の歯が、上の歯より前にでている状態 |
過蓋咬合 | 上の歯が、下の歯の大部分を隠している状態 |
多少の不正咬合であればインプラント治療はできます。ただし、将来の合併症を防ぐために、ほとんどの歯科医院ではインプラント治療を行う前にかみ合わせの問題を修正します。適切な咬合関係がある状態でのインプラント治療は、口腔環境の長期安定に寄与すると言われています。
叢生 | 歯並びがガタガタしている状態 |
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1本2本の歯が曲がっているのであれば、インプラント治療はできます。複数の歯が密集状態であったり、歯並びがガタガタしている状態のとき、多くの歯科医院ではインプラント治療を推奨しません。もし、インプラント治療を望む場合は歯列矯正を実施してからインプラント治療を行います。