医療法人翔陽会

ティッシュレベルインプラント~インプラント周囲炎に強い~

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ティッシュレベルインプラント
~インプラント周囲炎に強い~

ティッシュレベルインプラント~インプラント周囲炎に強い~

2023/07/26

インプラント周囲炎

インプラント治療後のトラブルの1つです

インプラントは骨の内部に植立されています。上部構造(かぶせもの)と接続する部位をアバットメントと呼んでいます。アバットメントは粘膜を貫通しているため、その粘膜貫通部のケアや取り扱い方法の違いがインプラント周囲炎に影響を与えます。

当院で経験したインプラント周囲炎の例です。 手前★がティッシュレベルインプラントです。2つのインプラントはほぼ同時期に埋入されていますが、後方のインプラントにはインプラント周囲炎による骨吸収が見られます。

ティッシュレベルインプラント

インプラントには大きくわけて2つの種類があります

当院で多く用いるインプラントはティッシュレベルインプラントと呼ばれるものです。ティッシュレベルインプラントは最も注意を払うべき骨表面・粘膜面に対してひとつながりの構造でできており、隙間も段差もありません。そのため、インプラント周囲炎への罹患が少ないのです。

インプラントとアバットメントの位置が歯槽骨から1.8~2.8㎜離れており、感染経路となる隙間や軸外からの圧(側方圧)が歯槽骨よりも上に設定されています。骨の周りに複雑な接続機能を持たないため、骨へのダメージも少なく結果としてインプラント周囲炎への罹患率が低いのです※1。

インプラントは体に使うもの

インプラントは価格で選ぶものではありません

インプラントは道具ですが、体内に残置させる重要なものです。現在、世界では格安インプラントが市場の41%に伸長しています※2。その多くは製造国や製造過程が不透明です。もちろん、ティッシュレベルインプラントでなくても優れた面やきちんとした製造管理を受けているインプラントはあります。

インプラント治療を受ける前に歯科診療所で使用されるインプラントがどのような理由でどんなものを使っているのかについては理解される方がよろしいでしょう。

※1 Derks J, Schaller D, Håkansson J, Wennström JL, Tomasi C, Berglundh T. Effectiveness of Implant Therapy Analyzed in a Swedish Population: Prevalence of Peri-implantitis. J Dent Res. 2016

※2 ITI world symposium 202ONE, Dr.Stephen Chen,Sep 1-5,2021

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