ティッシュレベルインプラント~インプラント周囲炎に強い~
2023/07/26
ティッシュレベルインプラント
インプラントには大きくわけて2つの種類があります
当院で多く用いるインプラントはティッシュレベルインプラントと呼ばれるものです。ティッシュレベルインプラントは最も注意を払うべき骨表面・粘膜面に対してひとつながりの構造でできており、隙間も段差もありません。そのため、インプラント周囲炎への罹患が少ないのです。
インプラントとアバットメントの位置が歯槽骨から1.8~2.8㎜離れており、感染経路となる隙間や軸外からの圧(側方圧)が歯槽骨よりも上に設定されています。骨の周りに複雑な接続機能を持たないため、骨へのダメージも少なく結果としてインプラント周囲炎への罹患率が低いのです※1。
※1 Derks J, Schaller D, Håkansson J, Wennström JL, Tomasi C, Berglundh T. Effectiveness of Implant Therapy Analyzed in a Swedish Population: Prevalence of Peri-implantitis. J Dent Res. 2016
※2 ITI world symposium 202ONE, Dr.Stephen Chen,Sep 1-5,2021