インプラントはいくらですか? 1本の歯を失ったら1本インプラントを入れてほしい
2024/07/10
単冠インプラント治療費
治療費(2024年7月税率・表記は税込み)の内訳と治療期間
骨造成 | ¥110,000 |
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インプラント埋入手術 | ¥220,000 |
ガイドデント保証費 | ¥33,000 |
アバットメント(土台) | ¥88,000 |
ジルコニアクラウン | ¥132,000 |
エアーフロー3回コース (術直後メンテナンス) | ¥33,000 |
総額 |
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¥616,000 |
インプラントは歯の完全な代替えではない
完全な歯の代わりには決してなりません
歯を失った際、ブリッジや入れ歯が選択肢になります。ブリッジや入れ歯以外の治療方法となればインプラントが適切です。「歯を失ったらインプラントもあるよね」という認識は間違いではありません。ただし、インプラント治療は様々な検討事項を1つ1つ確認しなければ手術まで至ることはありません。
なぜ、歯を失ったら、無いところだけインプラントでは駄目か
歯の両隣やかみ合う側の歯は生活歯なのか、失活歯なのか
例えば、奥歯を失ったとします。その時点で選択肢は、ブリッジか入れ歯が通常です。ブリッジを選択できる条件には「両隣に健全な歯がある」ことが必要です。健全な歯とは生きていて、歯の根の先に病気がないことです。仮に失った歯の前にも、後ろにも健全な歯が残っていないときは入れ歯か、インプラントが必要となります。 このときインプラント治療を希望しても、欠損した部位だけのインプラントは不適切です。必ず周辺の歯は健全な歯なのかどうかの診査が必要です。
残された歯が健全かどうかやかみ合わせの問題がないかどうかといった検討事項を満たさなければなりません。 検討事項の1つにかみ合う側の歯についてがあります。インプラントとかみ合う側の歯が健全ではないとき失った歯の部位にインプラントをしますとかみ合う側の健全でない歯は折れたり、抜けたりするなどトラブルが発生することがあります。
また、反対側のかみ合わせや反対側の歯の状態はどうでしょうか?ただインプラントを1本入れてもかみ合わせ全体は改善されませんし、健全でない歯の寿命が飛躍的に伸びることもありません。
インプラントには適切な治療時期と場所(埋入すべき部位)があります
インプラントの効果を最大化させるために、専門医がいます
患者さんに無限の時間と手術に耐えられる体力、そして経済的余裕があれば「歯を失ったところだけにインプラントを埋入する」ことは間違いではありません。ただし、この考え方は現実的な治療計画とは言えません。例えば、ほとんどすべての歯を失った方へのインプラントの埋入本数は上下28本ではありません。 インプラントは素晴らしい治療方法ですが、その効果を最大化するためには適切な治療時期と埋入部位が存在します。インプラントの効果を最大化するために専門医がいます。
インプラントを薦められた方は、当院までご相談ください。