医療法人翔陽会

インプラント治療後のメインテナンス

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インプラント治療後のメンテナンス

インプラント治療後のメインテナンス

2024/06/11

定期的なメンテナンスは必須

詳細は当院歯科衛生士までお気軽にお問い合わせください

定期的な歯科検診とクリーニング

定期的なクリーニングは、口腔の健康を維持し、インプラントを清潔な状態に保つために不可欠です※1。歯科医はインプラントを検査して、摩耗や損傷の兆候がないか確認します。残存歯については歯垢や歯石の蓄積を取り除き、歯周ポケットの洗浄と研磨を行います。

インプラントのメンテナンスの頻度

「定期検診」だけでは不十分

当院ではインプラントのメンテナンスは少なくとも 、3 か月ごとに行うことを求めています。6カ月に一度の定期検診だけでは不十分です。ただし、状況に応じてその頻度は変化します。適切なメンテナンスの頻度については歯科衛生士が都度ご案内いたします。

インプラントのメンテナンスを行わないと高頻度で起こりうる問題

定期的なメンテナンスを行っていても、インプラントの問題が発生することがあります。
よくある問題とその対処方法を以下に示します。

インプラント周囲炎:これはインプラント周囲の組織に影響を及ぼし、炎症や骨の喪失を引き起こす歯周病の一種です。症状には、インプラント周囲の出血、腫れ、赤みなどがあります。インプラント周囲炎の治療には、抗菌薬、徹底的な洗浄処置、重症の場合は歯周外科手術を行います。

インプラントの修復物の緩み: インプラントの修復物(被せもの)は緩んだり、外れたりします。アバットメント スクリューの緩みやセメントの劣化が考えられます。スクリューを締め直したり、セメントを新しいものと交換したりします。

修復物の破損: インプラントに取り付けられたクラウン、ブリッジ、またはリムーバブルブリッジは、時間の経過とともに緩んだり、ひび割れたり、破損したりすることがあります。これは、通常の摩耗や経年劣化が原因です。破損が広範囲の場合は、インプラントの被せものを新たに作り直します。

歯肉退縮: インプラントの周囲で歯肉退縮が発生すると、インプラントが細菌にさらされ、インプラントの不具合につながります。歯肉退縮の原因が、経年的なものなのか、病的なものなのかを歯科医は診査します。経年的な歯肉退縮であれば、通常のメンテナンスの頻度を調節することで対応します。

必ずデメリットに注目する

インプラントのメンテナンスに関する問題があれば、さらなる損傷を防ぎ、インプラントの寿命を延ばすために、すぐに治療を受けることが重要です。定期的な歯科検診とフォローアップの予約も、潜在的な問題を早期に発見するのに役立ちます。 インプラントの治療は、治療を受ける前段階で治療後のデメリットにも目を向ける必要があります。成功の可能性や治療期間の長期化などの明らかなデメリットだけでなく、治療後のメインテナンス※2を十分に受けることができるかどうかを事前に確認しましょう。

※1 平成31年国民生活センターより発せられた「あなたの歯科インプラントは大丈夫ですか」を参照すると「定期的にインプラントのメインテナンスを受けることは非常に重要」と記載されています。

※2 インプラント治療は、治療中はもとより治療後のメンテナンスやトラブル対応のほとんどに健康保険が適用されません。インプラント治療の定期的なメンテナンスも保険外診療(自由診療)となることを歯科医から十分な説明を受ける必要があります。

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