より安全に、より安価に、より最高の笑顔を
2024/06/03
インプラント本数は2本から.圧倒的にコストが安い
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口腔内に4点の支持機能を設計します。残された歯を利用できれば最低埋入本数は2本です※1。このことは治療費の低減化を意味します。固定性フルブリッジなどに比較しても経済的な負担が少ないのです。埋入本数が少ないということは、それだけ身体的にも優しい治療です。ALL-ON-4のように太く長いインプラントを必要としないため重篤な合併症※2にいたることもありません。
高い長期安定性.コスパ・タイパに優れている
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難易度が高いとされる上顎のリムーバブルブリッジであっても、その生存率は95%あります※3。下顎であればインプラントの生存率はもっと高く、心配するに値しません。それだけでなく、リムーバブルブリッジは固定性フルブリッジなどにくらべ修理が容易かつ費用も抑えられます。長年の使用で被せものが壊れてしまっても、再製作費用・期間ともに固定性フルブリッジに比較して負担が軽いのです。 また、インプラント周囲炎などで埋入されたインプラントにトラブルが発生しても製作された被せものを作り直すこともありません。
自然な外観.十分な咀嚼機能.超高齢社会に最適.だから、安心できる
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入れ歯にくらべたらリムーバブルブリッジは患者満足度が高いこと、咬合力・咀嚼機能が向上することは数多くの論文で示されています※4、※5。そして、外観的な美しさや機能面が固定性フルブリッジなど他のインプラント治療より劣るという指摘には議論があります。もちろん、若年者や特別な職業(自衛官、警察官、スポーツ選手、役者など)についている方などは固定性フルブリッジの方が適している可能性はあります。ただし、固定性フルブリッジやALL-on-4は高度なメインテナンスを必要としており、治療後の歯科通院(プロフェショナルメインテナンス)を治療開始の前提としています。 一方でリムーバブルブリッジは、超高齢社会に適しており歯科医院に通院できなくなる事態であっても健康上のリスクは最低限に抑えられております。患者さまの心理的安心感は大きいです※6。
※1 兒玉直紀著 IOD/IARPD臨床実践ガイド 岡山大学病院歯科(補綴歯科部門)P16
※2 Kengliang Lan; Feng Wang; Wei Huang; Davó, Rubén; Yiqun Wu:Quad Zygomatic Implants: A Systematic Review and Meta-analysis on Survival and Complications.International Journal of Oral & Maxillofacial Implants, 2021, Vol 36, Issue 1, p21
※3 Mo A, Hjortsjö C、Jokstad A: Maxillary over denture on three implants retained by low-profile stud attachments -A prospective cohort study. J Oral Rehabil,49(11):1069-1079,2022.
※4 兒玉直紀:オーバーデンチャーによる機能回復 インプラントオーバーデンチャーの有効性ー全部床義歯との比較、9(4):304-310、2017
※5 Zembic A, Tahmaseb A,Wismeijer D: Within-Subject Comparison of Maxillary Implant-Supported Overdentures with and without Palatal Coverage Clinical implant dentistry and related research,17(3):570-579、2015
※6 Müller F、Schimmel M Implant-overdentures for the Elderly Edentulous Patient.Forum Implantol,9:96-103,2013.