医療法人翔陽会

口腔内スキャナー(Trios3)の応用

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口腔内スキャナー(Trios3)の臨床応用

口腔内スキャナー(Trios3)の応用

2022/09/02

口腔内スキャナー(Trios)

 素早い快適な印象

口腔内スキャナー(Trios).今後その応用範囲はますます幅広くなっていくものと思われます.口腔内スキャナーの最も主要な使い方は修復物や補綴物製作の光学印象と設計です.

かつてのように印象材の硬化をまったり,患者さんにお口の中に多くの材料が出入りすることもありません.素早い快適な印象を行えるようになったことは大きなメリットです.

口腔内スキャナー(Trios)のデータ保存

治療前と治療後を比較

でも,それだけではありません.口腔内スキャンを治療前にデータとして保存しておくことで記録の一部として治療前と治療後を比較することもできます.口腔内スキャンはただの高速カメラですから,放射線被ばくのデメリットもなく,網羅的な記録を大量に取得できます.

口腔内スキャンが,従来の口腔内写真と異なる点は画像を回転したり,逆さまにしたりできることです.患者さんはこれまでよりも自身の口腔内の状態を理解しやすくなります.

口腔内スキャナー(Trios)と口腔内写真データを保存

より精度の高い治療

しかし,だからといって口腔内写真の優位性が落ちるとまでは考えていません.当院では最も古い写真で20年前の口腔内写真画像を呼び出せばすぐに閲覧することができます.すばやく過去の記録を確認する方法として従来法による口腔内写真はなくてはならないものです.

当院では,2002年から全ての患者さんの口腔内写真データを初診・治療・メインテナンス時にデンタルXに保存しています.2020年よりTrios3よる記録収集も併用し,より精度の高い治療に結び付けております.

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